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土地担保で融資を受けるメリットとデメリット・4つの方法を解説

お役立ち情報 2024/11/19

土地担保で融資を受けるメリットとデメリット・4つの方法を解説

土地を担保に融資を受けると、無担保の場合と比較して、低金利で高額な融資を受けやすい傾向にあります。この記事では、不動産担保ローンの良し悪しのほか、具体的にどのような方法があるのか、どんな方におすすめなのかを解説します。

土地を担保にして融資を受けたいと考えているものの、果たして自分にとって最適な融資手段なのか判断できず、不安に感じている方もいるでしょう。どのようなメリット・デメリットがあるのかを理解せずに申し込むと、場合によっては後悔することになるかもしれません。

この記事では、土地を担保にして融資を受けるメリット・デメリットに加え、具体的な融資の受け方や流れ、どのような方に適しているのかを解説します。

土地を担保に融資を受ける仕組み

土地を担保にして融資を受けられるのは、土地そのものに価値があるためです。したがって、その際は担保に設定された土地の価値が融資額の基準となります。

また、借り手が返済不能に陥った場合に備えて、金融機関が抵当権を設定します。抵当権とは、借入者が返済できなくなった際に、金融機関が土地を競売にかけ、売却代金から優先的に弁済を受ける権利です。

抵当権は登記簿に記録され、法的に保護されます。返済不能に陥った際は、土地が売却されるリスクがあることを事前に把握しておきましょう。

土地を担保にするメリット

土地を担保にするメリットは、以下の3つです。

  • 低金利で融資を受けられる
  • 大きな金額を借りられる
  • 長期の返済計画を立てられる

低金利で融資を受けられる

不動産を担保にしたローンでは、担保によって貸し手のリスクが通常より低くなるため、担保を準備しないローンに比べて低金利で融資を受けやすくなります。低金利で融資を受けられる分、毎月の返済負担を減らせる点は大きなメリットといえるでしょう。

多くのカードローンの金利が3~18%ほどであるのに対し、不動産担保ローンの金利は1~12%ほどに設定されることが一般的です。なお、消費者金融からの借り入れの場合は、銀行より高金利となる場合もあるため、事前に確認する必要があります。

大きな金額を借りられる

最大で数億円といった大きな金額で融資を受けられます。実際の融資額は、不動産の評価額や借り手の収入状況によって左右されますが、まとまった資金が必要な場合に非常に有効です。

たとえば、事業資金や大規模な投資を検討している場合、不動産担保ローンは適した選択肢となるでしょう。ただし、借入可能額は担保の価値や個人の信用力などにも依存するため、実際に借りられる金額は慎重に見極める必要があります。

長期の返済計画を立てられる

最長で30年ほどの返済期間を設定できるため、無担保ローンに比べて長期的な返済計画を立てやすい点が特徴です。長期の返済期間を設定すると毎月の返済額を抑えることが可能で、返済の負担を軽減できます。

子どもの入学費用や家族の医療費用といった大きな支出に対しても、余裕を持って対応することが可能になるため、幅広い用途で利用されています。

土地を担保にするデメリット

土地を担保に融資を受けることで、さまざまなメリットを享受できる一方、以下のデメリットも存在します、

手数料が高い傾向にある
融資までに時間がかかる
土地を失うリスクがある

それぞれのデメリットについて解説します。

手数料が高い傾向にある

まず、手数料などが発生する点がデメリットとして挙げられます。具体的には、不動産を調査するためにかかる費用や、抵当権を準備する際に発生するコストなどが考えられます。一方、無担保ローンでは、このような手数料は不要です。

そのため、事前に発生する費用を確認することが欠かせません。支払総額を考慮したうえで、不動産担保ローンを利用すべきかどうかの判断が求められます。

融資までに時間がかかる

無担保ローンに比べて、審査に時間がかかる点もデメリットのひとつです。とくに不動産は、貸し手側が評価を誤ると多大な損害を受けるリスクがともないます。

そのため、不動産担保ローンでは多くの場合、審査に1週間以上、場合によっては1か月ほどかかるケースもあります。

なお、カードローンの場合は、即日融資を受けられる場合があります。資金を至急準備しなければならない際は、カードローンを検討するのもひとつの手です。

お急ぎでの融資をご希望の方は、ワコーファイナンスのスピード審査をお試しください。

土地を失うリスクがある

不動産担保ローンを利用する際には、返済が滞った場合に担保として提供した土地や家を失うリスクがともないます。返済ができなくなると、金融機関は担保不動産を差し押さえ、競売にかけて債権を回収します。

つまり、場合によっては自宅を含む資産を失う可能性があるというわけです。このようなリスクを十分に理解したうえで、ローンを利用することが求められます。

なお、万が一返済が困難に陥った場合は、早めに融資を受けている機関に相談し、返済計画の見直しや返済猶予の相談を行うとよいでしょう。適切な対応を取ることで、最悪の事態を回避できる可能性があります。

土地を担保に融資を受ける方法

土地を担保に融資を受けるには、以下4つの方法があります。

  • 住宅ローン
  • リバースモーゲージローン
  • ビジネスローン
  • フリーローン

それぞれの方法について解説します。

住宅ローン

住宅ローンは、自宅用の不動産を購入する際に利用されます。住宅ローンでは、購入する家や土地を担保にするため、金融機関から比較的低金利で大きな金額を借りることが可能です。

ただし、住宅ローンの利用には特定の目的が設定されており、通常は生活拠点となる自宅の購入に限定されます。そのため、セカンドハウスや投資などを目的とした場合は認められておらず、こうした目的で物件を購入する際はセカンドハウスローンなどを利用しなければなりません。

また、住宅ローンを利用する際には、長期的な返済計画を十分に検討し、無理のない返済が可能か十分に試算することが重要です。

リバースモーゲージローン

リバースモーゲージローンは、自宅を担保にして資金を借り入れつつ引き続き自宅に居住し、借主死亡時に自宅を売却することで元金を返済する仕組みのローンです。老後の生活資金を補うために利用されやすく、高齢者による利用が多い傾向にあります。

リバースモーゲージローンの大きな特徴は、毎月の返済が利息のみとなる点です。すなわち、借主が亡くなるまで元金は返済されないことになります。

また、借入期間が長期にわたると自宅の価値が下落するリスクがあり、売却して得られた資金のみでは元金を全額返済できないケースもあります。このような場合は、相続人が一括返済することが一般的です。

こうしたリスクもあるため、リバースモーゲージローンは、老後の資金不足に備える手段として有効ですが、相続時のトラブルを避けるためにも慎重な検討が求められます。利用の際は、将来の不動産価値や返済計画について家族と十分に相談しなければなりません。

ビジネスローン

ビジネスローンは、法人はもちろん、個人事業主などがビジネスに必要な事業資金を調達するために使われるローンです。このビジネスローンも、不動産を担保にすることで資金を借り入れることが可能です。

事業資金には、日々の運営や設備の購入・更新などに必要な資金が含まれます。こうした資金は、事業を円滑に進めるうえで不可欠なため、ビジネスローンは企業の成長や事業の拡大をサポートするための重要な手段だといえるでしょう。

ただし、返済が滞った場合には担保とした不動産を失うリスクがともなうため、慎重な返済計画を立てることが求められます。事業の将来性や資金計画を十分に検討したうえで、ビジネスローンの利用を検討することが大切です。

フリーローン

フリーローンは、資金の使い道が自由で、幅広い用途に利用できるローンです。不動産を担保にする場合、有担保型フリーローンとも呼ばれます。

住宅ローンなどとは異なり、特定の目的に縛られることなく、旅行や引っ越し、相続税の支払い資金など、、さまざまな用途に対応できるのが特徴です。ただし、事業や投資を目的とした借り入れには利用できない点に注意が必要です。

ある程度の制約はあるものの自由度が高いフリーローンは、冠婚葬祭や入院といった急な出来事によって発生する出費にも柔軟に対応できるため、資金調達の手段として便利です。しかし、返済が滞ると担保となる土地や建物などを失うリスクがともないます。

そのため、利用にあたっては、返済計画をしっかりと立て、無理のない範囲での借り入れを検討しましょう。そ

資金用途自由な不動産担保ローンのご利用は、ワコーファイナンスにご相談ください。

不動産担保ローンはこんな人におすすめ

不動産担保ローンは、以下いずれかの特徴に該当する方にはとくにおすすめです。

  • よりよい条件で融資を受けたい人
    不動産を担保にすることで低金利での融資が可能になるため、無担保ローンよりも好条件で融資を受けられます。低金利で高額な資金を得たい方に適しています。
  • ローンをひとつにまとめたい人
    高額の借り入れができることから、複数のローンをひとつにまとめたい方にも適しています。ローンをひとつにまとめれば、支払いを簡略化できるでしょう。
  • 老後の生活資金を準備したい人
    自宅を担保にして資金を調達できるため、老後の生活資金を確保したい方にもおすすめです。とくに「年金だけでは将来の生活が不安だ」と感じている方にとって、検討の価値があるでしょう。
  • なかなかローンを組めない人
    年齢や収入など、個人の属性・ステータスによってローンが組みにくい方も、不動産価値が高い土地を担保することで融資を受けられる可能性があります。
  • 事業のためにまとまった資金を準備したい人
    新しく事業を始めたことで、設備投資などの事業資金が必要な方にとっても、資金調達の手段として効果的です。

不動産担保ローンに関するQ&A

不動産担保ローンに関する、よくある質問に回答します。

  • 融資を受けられる金額の目安は?
  • 利用するときの流れは?
  • 申し込みに必要な書類は?

これらは、いずれも不動産担保ローンを利用するにあたって重要なポイントとなります。利用前に理解を深めておきましょう。

融資を受けられる金額の目安は?

不動産担保ローンで融資を受けられる金額は、担保となる土地や建物の評価額によって決定されます。基本的には、評価額の6~8割ほどが融資限度額となるケースが多いですが、厳密には金融機関によって異なります。

加えて、収入などの個人的な要素も、融資額を決める際に考慮されるポイントのひとつです。そのため、同じ不動産を担保にしても、借主によっては融資額が変動する可能性があります。

なお、住宅ローンでは収入に対する返済比率が重要視されますが、不動産担保ローンやリバースモーゲージなどでは不動産の評価額が主要な判断基準となります。より正確な融資額を知りたいときは、金融機関へ実際に問い合わせてみましょう。

複数の金融機関に問い合わせて、返済比率や評価額を把握し、総合的に判断したうえで適切な借入額を設定するとよいでしょう。

利用するときの流れは?

不動産担保ローンを利用する際の主な流れは、以下のとおりです。

  1. 相談・仮申込
  2. 仮審査
  3. 本申込
  4. 本審査
  5. 契約
  6. 融資実行

まず、金融機関への相談や仮申込を行います。仮申込が完了した後、金融機関による仮審査が行われます。仮審査にかかる期間は数日程度です。

仮審査に通過すると、本申込へと進みます。本申込の際は、本人確認書類や印鑑証明書、担保不動産に関わる書類など、必要書類を準備のうえ提出しなければなりません。

次に、本審査が行われます。本審査では、借り手の勤務状況の確認や担保となる不動産の現地調査などが実施されるため、場合によっては数週間ほどかかることも少なくありません。この本審査に通過すると契約手続きと進むことになり、最後に融資が実行されます。

なお、土地担保ローンは多くの金融機関が取り扱っており、都市銀行や地方銀行、信用金庫などで利用可能です。申し込みを行ってから融資を受けるまでの流れは、金融機関によって異なる場合があるため、事前に確認することをおすすめします。

申し込みに必要な書類は?

不動産担保ローンを申し込む際の必要書類は金融機関によって異なりますが、基本的には以下の書類が必要です。

  • 申込書
  • 同意書
  • 本人確認書類
  • 印鑑証明書
  • 実印
  • 担保に関する資料(登記事項証明書など)
  • 返済計画書や事業計画書

事業資金の調達を目的とする場合は、返済計画書や事業計画書の提出が求められることが一般的です。さらに、ビジネスローンの場合は、申込者が個人事業主であるか法人であるかによって必要書類が異なるため、注意しなければなりません。

なお、書類を提出するタイミングは、金融機関によって異なります。主なタイミングは申込時と契約時のいずれかになるため、あらかじめ確認しておきましょう。事前に必要書類を整えておくことで、手続きの遅れを防ぎ、スムーズな融資につながります。

ワコーファイナンスの不動産担保ローン審査は、こちらからお申込みいただけます。

まとめ

土地を担保にした融資を活用すれば、無担保ローンと比較してより低金利で融資を受けることが可能です。しかし、融資までには時間がかかること、返済が滞ると不動産を失うリスクがあることを考慮する必要があります。

不動産担保ローンにはさまざまな種類があり、住宅ローンのように用途に制限のあるものもあれば、フリーローンのように多様な使い方が認められているものもあります。不動産担保ローンを使用する場合は、自分の状況に応じて最適なものを選択しましょう。

ワコーファイナンスでは、お客様所有の不動産を担保に、最大3,000万円までの融資を行っています。静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、神奈川県、山梨県での不動産担保ローン活用をお考えであれば、一度ご検討ください。

本記事は正確な情報を掲載するよう努めておりますが、
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当該情報に基づいて被った損害については責任を負いかねます。

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契約内容をよくご確認し、収入と支出のバランスを大切に。無理のない返済計画を。

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