不動産担保ローンの借り換えとは?月々の負担が軽減するって本当?
ローンを利用している方のなかには「毎月の住宅ローン返済が大変」「もう少し金利を下げたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実は、不動産担保ローンの借り換えをすることで、毎月の返済負担を軽減できる可能性があります。
本記事では、不動産担保ローンの借り換えによるメリット・デメリットについて紹介します。注意すべきポイントについても解説しているため、失敗なく借り換えたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
不動産担保ローンを借り換えるメリット
不動産担保ローンの借り換えには3つのメリットがあります。ひとつずつ詳しく解説します。
返済総額の削減が可能
無担保ローン(キャッシングなど)から借り換えることで、金利を下げられます。一般的に無担保ローンよりも不動産担保ローンの金利の方が低い傾向にあるため、 借り換えることで金利を下げられます。
金利とは、借りているお金に対する利息の割合のことをいいます。 金利が低ければ利息も少なくなるため、支払総額の削減が可能です。
また、高い金利の不動産担保ローンを利用している場合でも、低い金利のローンに変更すれば、返済総額の削減に効果的といえます。
月々の返済負担の軽減
無担保ローンから不動産担保ローンに変更することで、月々の返済負担を軽減できる可能性があります。一般的に無担保ローンと不動産担保ローンでは返済期間が異なります。
金融機関にもよりますが、最長の返済期間が無担保ローンでは10年ほど、不動産担保ローンでは35年ほどとなっており、月単位で見ると不動産担保ローンの方が返済額を少なく抑えられます。
そのため、現在の資金繰りが苦しい個人事業主や中小企業では、不動産担保ローンに変更することで月々の返済額が減り、資金繰りがスムーズになる可能性があります。
また、複数の金融機関から借り入れている場合、資金調達ルートを不動産担保ローンのみにすることで月々の返済額が削減できます。返済日も明確になり、資金繰りの設計が立てやすくなります。
新たな資金調達のチャンス
不動産ローンに借り換えることで、新しく資金調達できる可能性があります。ローンの契約をした時点と比較して、経営が順調で収入が上がるなどで返済能力が向上したり、不動産の価値が上昇したりする場合、金融機関からの評価が上がることも期待できます。
追加での資金調達を考えている場合は、改めて不動産価値の査定を検討してみましょう。返済能力の向上にあわせて担保としている不動産の価値が上がっていれば、新たな資金調達ができる可能性が出てきます。
不動産担保ローンを借り換えるデメリット
不動産担保ローンにはデメリットもあります。それぞれ詳しく解説しますので、返済計画にどのような影響があるかを知っておきましょう。
手続きにともなう諸費用と手間がかかる
不動産担保ローンへ借り換える場合には、手続きにさまざまな費用が発生します。 借り換えには、事務手数料・印紙代・既存ローンの繰り上げ返済手数料・登記費用が必要です。
新しく不動産担保ローンを契約するには、事務手数料や印紙代がかかります。担保となる不動産への抵当権に関わる費用が登記費用となります。
抵当権とは、金融機関などで借り入れを行う際、金融機関(債権者)が債務者に対して不動産を担保として設定し、債務不履行となった場合には債権者がその担保目的物から優先的に弁済を受けることができる権利のことです。
また、借り換えるためには既存のローンを繰り上げ返済しなければなりません。金融機関によっては手数料が必要になる場合があるため、事前の確認が必要です。
借り換えを考慮するときには、金利の低下によるメリットのみならず、手続きなどの諸費用も総合的に判断することが大切です。金利シミュレーションを実施し、自分に合う最適なパターンを選択するといいでしょう。
ワコーファイナンスでは、スピード審査で不動産担保ローンをご案内しております。返済シミュレーションもお試しいただけますので、ぜひ一度ご相談ください。
返済期間の延長によって利息負担が増える
現在のローンよりも返済期間の長いローンに借り換えることで、月々の返済額を下げられます。しかし、毎月の支払い負担は軽減されますが、返済期間が長くなるほど利息の負担は増加するのがデメリットです。
支払総額も増えてしまうため、毎月の支払い負担とトータルでの支払いを比較し、バランスよく返済していける方法の検討が必要です。
担保設定した不動産を失う危険性もある
不動産を担保にローン契約を結ぶ不動産担保ローンでは、ほかのローンと比較して金利が低い傾向にある点がメリットです。
しかし、毎月の返済負担が軽くなる一方で、返済が滞ると担保としている不動産を失う可能性もあります。万が一、滞納が長期に及んだ場合、抵当権が実行されてしまいます。
返済が滞ると不動産が競売にかけられるため、不動産の所有権がなくなってしまうことに注意が必要です。不動産を失ってしまう危険性も考慮したうえで借り換えを検討しましょう。
不動産担保ローンへの借り換えを検討するタイミング
不動産担保ローンの借り換えを検討するタイミングは4つあります。ひとつずつ詳しく解説します。
金利が高いと感じている場合
金利が高く、月々の返済が苦しいと感じているときは、借り換えを考えるタイミングといえます。 現在の金利よりも低い金利のローンに借り換えることで、毎月の負担を減らせる可能性があります。
ローンを組んだ時点で立てた返済計画が、現在では負担が重いものになっているケースもあります。不動産担保ローンについて見直すことで、負担が少なく無理のない返済計画を立て直せます。
長期間の融資を希望する場合
ローンの返済期限が迫るなか、返済が滞ることを防ぐためには期間の延長を金融機関に申請する方法があります。しかし、なかには延長に対応してもらえない場合があります。
そうした場合、不動産担保ローンへの変更のタイミングといえます。不動産担保ローンは無担保ローンの融資期間より長い傾向があるため、長期間の融資を受けられます。
今までよりも長い返済期間にすることで毎月の返済額が抑えられるため、余裕のある返済計画に立て直せる可能性があります。
ワコーファイナンスでは、不動産担保ローンのお試し診断を行っております。ローンの借り換えでお悩みの方は、お気軽にお試しください。
不動産を譲渡されたり相続したりした場合
不動産を譲渡されたり相続したりした場合にも、担保としてローンを借り換えるタイミングです。
一般的に、キャッシングやカードローンなどの無担保ローンは金利が高めに設定されています。そのため、不動産担保ローンに借り換えることで、現在のローンよりも金利を引き下げ、毎月の返済額を減らせる可能性があります。
また、無担保ローンの借入金額は、上限が数百万ほどです。一方、不動産担保ローンは、無担保ローンよりも融資を受けられる額があがります。
ただし、上限額があがったことによる「借りすぎ」には注意が必要です。契約内容を確認し、計画的な借り入れをしましょう。
不動産担保の価値が上がった場合
不動産の価値が上昇し、所有している不動産の評価が上がった場合は、不動産担保ローンの借り換えを考えるタイミングといえます。
価値が上がると、それに連動して担保の価値も上がります。不動産評価が上がるとともに、所有する不動産が持つ信用性と経済力が高まっている可能性があります。
より高額の融資が受けられる可能性が高くなるため、追加融資などを検討している場合には金融機関などへ相談してみるといいでしょう。
ワコーファイナンスでは、専門の担当者がお持ちの不動産の査定を行い、担保として融資が受けられる不動産担保ローンを提供しております。ぜひご利用ください。
まとめ
不動産担保ローンの借り換えは、無担保ローンと比べると金利が下がることで返済総額が減り、支払期間が長くなることで月々の家計の負担を軽減できます。
ただし、手続き費用負担や借り入れ状況などによっては、かえって負担が増えることもあります。無理のない返済計画を立てたうえで、借り換えのタイミングについて検討することが重要です。
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